ブルアカ談義①
ブルアカについて語るべき魅力は山ほどある
ブルアカのおかげでまだ俺はオタクだと言える
まず迷っているオタクくんはさっさとインストールしよう
そしてメインストーリーを読んで欲しい
メインストーリーを読めばこのゲームが歴とした平成から続くギャルゲ文脈の上に成立したゲームであるとオタクのお前は理解できるはずだ
メインストーリーと絆ストーリーこそブルアカの肝であり他の戦闘システムはおまけだと俺は思う
今回は生徒についてネタバレ全開で語る
(もちろん戦闘もSDキャラ造型も素晴らしい)
(戦闘面でも追い付きたいなら先生Lvカンストまで毎日30割(30石×3=90石)を心掛ければ早ければ3ヶ月、半年もすればエンドコンテンツでランクインできるので比較的良心的なソシャゲなのもオススメ、配布石もかなり多いのでマンスリー課金だけでも充分楽しめる、編成で迷ったら俺にDM送ってほしい)
—-※以下ネタバレ全開(最終編含む)—-
今回語りたいブルアカの魅力は作中に登場する”生徒”システムの魅力について
プレイアブルキャラとして実装された生徒人数がなんと154名になったらしい
生徒個人のパーソナリティについて触れるのはまた別の話で
対策委員会編で既に伏線は張られていたが最終編でシロコの神性はアヌビスであることが確定した
ブルアカ作中の生徒には全て元になる神性が決まっており、神話・偉人等から引用される
アビドスはエジプト神話、トリニティは主にキリスト教、ゲヘナはゴエティアなど
空崎ヒナはEXスキル名イシュ・ボシェテや悪魔の翼と王冠様のヘイローからソロモン72柱序列1位の悪魔、バエルであると分かる
バエル、元はバアルでありカナン(パレスチナ・シリア南部の古名)、ウガリットの豊穣神だ
ユダヤ教では対立する異教の神として描かれるため聖書上バアルを含む名前は書き換えられイスラエル王2代イシュ・ボシェテはエシュバアルだったとされる
そしてバアルは歴史的にエジプトとも関わりがある
シリア人の移動と共にバアルはバアルハモンとしてカルタゴ≒エジプトに伝わりその姿は曲がった羊の角を冠する老人である
キリスト教布教の過程で悪魔として変化しバアルはバエルやベリアル(陸八魔アル)と音・形を変え伝わっていく
元ネタになる神が変化する過程までも細かくキャラデザやストーリー(対策委員会との絡み)に落とし込む絵師・ライターはもはや化け物クリエイター、ただ透明でえちえちなゲームだったブルアカの印象は覆るだろう
(バエルは人以外にも猫の姿にもなるので空崎ヒナ(猫耳)は確実に実装されるであろう)
蓮河チェリノの暴君としての一面と純粋で可愛らしい子供という2面性、おそらくスラブ神話のベロボーグ・チェルノボーグの善悪二神が対立する構造そのものを神性としたんだろう
この2柱の対立はゾロアスター教のアフラ・マズダーとアンラ・マンユの構造と比較されるそうだ
こうして神話をワクワクと調べながら楽しんだギャルゲがかつてあった
神話を引用する平成ギャルゲといえばもちろんFateシリーズだ
(Fateとの比較にFateを堕とす意図は全くないし、むしろFate/stay nightやhollow ataraxiaで育った人間でリスペクトしかない点を分かってもらいたい)
キヴォトス世界は令和のFateであり聖杯システムだ
Fateは聖杯と英霊、それを召喚する魔術師を軸としたストーリーであり変化球あれど召喚されるのは英霊本人そのオリジナルである
(厳密には聖杯戦争中の英霊は聖杯の2次創作的な存在でオリジナルとは確か異なるはず?だったと思うけどもジジイだから記憶が、な!)
ブルアカの生徒システムの面白さは神話等を引用するがオリジナルの神性存在ではなく、神性を持つただの女生徒が登場することだ
そこが革新であり余地を残す
女生徒としてのパーソナリティを掘り下げる際には絆ストーリー
神性・キヴォトス世界を掘り下げる際にはメインストーリー
両者を使う巧みさこそブルアカの革新と言える
色彩化とはオリジナルの神性に近付く変化だが、神性を元に彼女たちを創造したのは一体誰か
キヴォトス世界のシステムを創造したのは一体誰か、最終編で一瞬映ったクラフトチェンバーのような宇宙空間はFate/EXTRAのムーンセルオートマトンを連想させる、キヴォトス世界はシミュレータか
ただ一人の”先生”はマタイ福音書を引用した先生=キリストである暗喩なのか
生徒の父や母を徹底的に描かない世界はやはり上記に関連しているのか
最終編で描かれた1つの底、その下には更なる深淵が必ず広がっているはず
今後も生徒の元ネタを調べつつ同人誌を漁り俺はシコシコと深淵に潜り続ける……。
といった感じで気が向いたらブルアカの考察やらストーリーの感想を書くかもしれない
オススメの同人誌はBallistic onaholeのウイ本やトキ本です、マジで良いぞ